令和4年第3回野木町議会が開催され、議案が審議された。
この日は、一般会計と介護保険特別会計の補正予算案が主要議題であった。議案第6号の質疑において、梅澤秀哉議員が給付金の扱いについて言及した。特に、阿武町での誤送金事件を引き合いに出し、安全対策の強化を求めたのである。これに対し、町民生活部長の寳示戸浩氏は、普段から係内でチェックを行い、二重三重の確認体制を築いていると応じた。すでに取り組んでいるチェック体制を継続すると強調した。
梅澤議員は、町の銀行取引の方法についても質問し、デジタルの利便性が問われる中、会計管理者兼会計課長の遠藤操氏は、インターネットバンキングを使用していると答えた。議会はこの件について総括質疑を行い、原案を可決した。
次に、議案第7号の介護保険特別会計補正予算に関する質疑が行われたが、質疑はなく、直ちに採決が行われ、原案通り可決となった。議長の針谷武夫氏が「異議なし」との確認をとった後、全員起立で可決された。
その後の議題では、議員派遣についても審議された。栃木県町村議会議長会の議長会議や研修会、県議会の現地調査、小山・野木・結城合同平和学習中学生派遣事業報告会が提案され、これもまた「異議なし」との合意のもとで可決となった。報告内容も手元に配付され、確認が行われた。
最後に、委員会の閉会中の継続審査について、各委員長からの申し出があり、特に教育や健康福祉施策、予算決算に関わる審議方法について、その継続審査が決定された。議長はすべての案件が終了したことを告げ、閉会を宣言した。
通常の議事を経て、開議から約7分で本定例会が締めくくられた。参加した議員達はそれぞれの見解を持ち寄り、活発な議論が行われたとされる。