令和4年12月7日、野木町議会で第7回定例会が開かれ、重要な補正予算が一斉に可決されることとなった。この会議では、11件の日程が報告され、各議案が審議された。
中でも、野木町一般会計補正予算(第8号)は特に注目を集めた。町長の真瀬宏子氏が提案した内容には、歳入歳出それぞれ1,633万2,000円の追加が含まれ、これにより予算総額は89億2,131万8,000円に達するという。この補正予算の背景には、妊娠から出産・子育てを支援するための伴走型相談支援の充実がある。
具体的には、妊娠届け時および出生届け後の経済的支援を一体的に行う「出産・子育て応援交付金事業」が実施される計画だ。総合政策部長の寺内由一氏は、「町は妊娠から子育てまでの一貫支援を目指している」と述べた。
また、今回の議会では、一般会計補正予算の他、国民健康保険や介護保険、後期高齢者医療に関わる特別会計補正予算案も修正され、すべての議案が原案通りに可決された。このことは、町民へのサービス向上を図る重要な施策である。
加えて、今年度の新たな補正案には、教育機関への支援を強化する趣旨もある。教育長の菊地良夫氏は、子どもたちの健やかな成長を支えることの重要性を強調し、予算の必要性を訴えた。議会では妊娠届け後の支援策に関して、多くの意見が交わされる場面も見られ、活発な議論が展開された。
最後に、この会議で、議員派遣や閉会中の委員会の継続審査に関する審議も行われ、議員たちは今後の地域振興策に関して、地域資源を活用した魅力ある町づくりに向けた取り組みを強調した。議会は、町の未来に向けてよりよい制度や施策を生み出すための責務を果たす意向を示している。