令和5年6月の野木町議会定例会では、重要な議題が議論され、全ての議案が可決された。
特に、令和5年度野木町一般会計補正予算(第3号)が中心的なテーマとして浮上した。館野崇泰議員は、非課税世帯への給付金に関連するコールセンターの設置について質問した。健康福祉課長の館野宏久氏は、申請業務を承るコールセンターの設立を報告し、具体的な手続に関しても明らかにした。彼は「申請、電話対応、振込関係や書類不備の対応を行っていただく業務である」と述べた。
また、坂口進治議員は友沼橋の橋脚工事の入札不調について言及した。事業の:予算が従来の1.4倍に増加した背景を理解するための説明が不十分であると懸念した。これに対し、都市整備課長の岩崎統一氏は、工事の特殊性を強調するとともに、今後、詳細な説明を行うことを約束した。その中で、工事の実施方法やコスト増加の理由を明確に説明する考えを示した。
さらに、宮崎美知子議員が指摘した間接経費の増加についても大きく注目を集めた。彼女は、直接工事費が1500万円に対して間接経費が2000万円に達する理由を追求し、堅実な根拠に基づく説明を求めた。都市整備課長は、栃木県の積算基準に基づいて決算が行われていると説明したが、透明性の確保への期待が高まった。議会内での議論は建設的であり、町民にとって重要な情報が共有される場となった。
議員派遣については、栃木県町村議会議長会議・研修会へ派遣することが決定した。事務的な報告もスムーズに進行し、議員の意見が尊重された。
最後に、各委員会の閉会中の継続審査に関しても異議なく認められ、議会運営の向上に向けた取り組みが強調された。このように、議会は町のさまざまな重要事項に対して真摯に向き合い、適切な措置を講じる姿勢を示している。