令和2年第3回野木町議会定例会が開催され、複数の補正予算および工事請負契約が議題となった。
議案第5号の「令和2年度野木町一般会計補正予算(第2号)」が提案され、質疑の後、全員が賛成し可決された。
続けて、議案第6号「令和2年度野木町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」、さらに議案第7号「令和2年度野木町水道事業会計補正予算(第1号)」も質疑なしで進行し、いずれも可決が決定された。
その後、追加議案が提案される中、特に工事請負契約の締結に関する議案に議員たちの関心が集まった。
教育次長の酒井浩章氏は、教育施設の整備に向けた契約概要を説明した。特に、野木町立小中学校のネットワーク整備工事においては、契約金額が7920万円とされ、工事の目的が明確に示された。
宮崎美知子議員は競争入札の状況について指摘し、応札業者が1社のみであることについて懸念を示した。教育次長の酒井氏は、入札の実施範囲が関東圏内であったと説明したが、状況から競争原理が働かなかったことに対する厳しい見解が寄せられた。
さらに、追加議案の第2号「野木町立佐川野小学校校舎トイレ改修工事」は5497万8千円で可決された。契約額と国庫補助率についても議論され、予算策定時において競争入札の適切さについての見解が求められた。
また、第3号、第4号の工事請負契約の内容も同様に詳細な説明があり、いずれも原案通りに可決された。
最後に、議員派遣と委員会の閉会中の継続審査についても異議なく決定し、今回の議会が締めくくられた。議長の黒川広氏は議事を締結し、会議は全ての案件を終了したことを報告した。