令和3年6月7日、真岡市議会の第3回定例会が開会した。
出席議員は20名であり、議長の久保田武氏が開会の挨拶を行った。挨拶では、市長の石坂真一氏が先の選挙で2期目を迎えたことに触れ、市政の発展や市民が希望を持てるまちづくりへの期待を述べた。
会期は、6月7日から23日までの17日間と決定された。議会運営委員会委員長の星野守議会運営委員会委員長が詳細を報告し、質疑と一般質問の日程について説明した。
また、今回の定例会での議案は、専決処分事項の承認や副市長の選任、各条例の改正案など、合計18件が提出された。石坂市長は、この中で特に新型コロナウイルスに関する対策や市の財政における補正予算について強調した。市長は、「ワクチン接種に向けた体制整備が急務である」と述べ、具体的な予算措置について説明した。
主な議案の一つである議案第41号では、昨年実施した新型コロナワクチン集団接種に必要な費用として1,518万6,000円を追加し、予算総額を339億2,240万8,000円にすることが議題となった。また、議案第42号では、副市長の再選任を提案した。
さらに、条例改正案についても説明が行われた。それぞれの改正は、納税者の負担軽減を図るためや、新型コロナウイルス感染症に関連した変更を受けたものである。
議案審議は6月14日及び15日に予定されており、全議案の質疑及び一般質問を受けた後、即決案件は速やかに決定されることが見込まれている。議会は議員の意見を反映しながら、今後も適切な市政運営を目指していく方針である。