令和2年3月3日、富士宮市議会は令和2年度一般会計予算を含む11議案を議題として開会した。市長の須藤秀忠氏は今回の予算に対する基本的な方針を明示し、特に新型コロナウイルスを受けた影響や保健福祉施策に対して注力する意向を表明した。
特に注目されるのは、一般会計予算の中に新型コロナウイルス対策予算が含まれている点である。須藤市長は「このたびの感染症への対応は市民生活に大きな影響を及ぼすものであり、適切な施策の実施が求められる」と述べ、感染拡大防止や医療体制強化に必要な予算を請求した。
中村憲一議員は、この予算に対して幅広い質疑を行い、特に地域防災計画や社会保障制度との整合性について言及した。彼は「復興のまちづくりのためのガイドラインを早急に策定し、住民とともに進めていくべき」との見解を述べた。
さらに、中村議員は消費税の影響に関連し、「消費税引上げ後の経済動向には十分な配慮が必要である」と主張し、特に貧困層や福祉サービスの質確保についても問及した。