令和元年11月28日、富士宮市議会において定例会が開催された。
本会議では、複数の議案について議論が交わされた。
特に注目を浴びたのは、富士宮市田貫湖キャンプ場条例廃止の件だ。
市長の須藤 秀忠氏は、「田貫湖キャンプ場の活性化を図るため、今後新たな戦略を考えていく必要がある。」と述べた。
去る11月26日の本会議で提案理由が説明されており、質疑はスムーズに進んだ。
次に、富士宮市印鑑条例の一部改正についての質疑では、渡辺佳正議員が「これはマイナンバーカードを利用して、コンビニで印鑑登録証明書が発行できるようにするものか。」との質問。
この条例改正により、2020年3月1日からコンビニ交付が開始されると市民課長の遠藤寿代氏が答えた。
他の自治体では既に導入されているが、富士宮市では住民票発行を含む利便性向上を目的にしたという。
さらに、富士宮市職員の懲戒手続きに関する条例改正について、質疑はなしで無事終了。
続く議題は、富士宮市会計年度任用職員給与に関する条例の制定で、これも質疑はなかった。
その後、仮称富士宮市富丘交流センターの建設工事契約締結が審議された。
若林志津子議員は、落札率が95.4%だと述べ「この数字をどのように捉えているか。」と質問。
契約管理課長の横山雅広氏は「適切な落札率であると考えている」と回答した。
議題は続き、市道路線の認定問題や公の施設の指定管理者に関する議題が並んだが、質疑は特に目立ったものはなかった。
また、令和元年度一般会計補正予算やその他特別会計補正予算がまとめて審議された。
各議案は全て原案通り可決され、特に令和元年度病院事業会計補正予算の動向が注目される。