第100回安来市議会定例会が令和4年3月7日に開催され、一般質問及び重要な議案である「ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難する決議」が討議されました。
会議では、議員による一般質問が行われ、主に住環境の整備や公共施設のマネジメントに関する課題が取り上げられました。特に、湯浅正志議員は狭隘道路の現状とその改善策について質問し、「狭隘道路の拡幅整備が進めば、緊急車両の進入がスムーズになり、安全な住環境が確保できる」と述べました。
湯浅議員は、この問題が地域の人口減少にも影響を及ぼすとし、他市での支援制度の実例を挙げつつ、安来市でも同様の取り組みを行うべきだと強調しました。建設部長の二岡敦彦氏は、「県内5市が狭隘道路拡幅に助成を行っており、安来市が取り組むことによって地域活性化が期待できる」と回答しました。
また、大久佐総務部長は、公共施設マネジメント推進会議が複数回の会議を経て具体的な方向性を見定めていることを明らかにし、「効率的な施設管理と市民サービスの向上を目指している」と述べました。
一方、原瀬清正議員は新型コロナウイルス感染症対策に関連した市民サービスの維持や業務継続に向けた取り組みについて質問。総務部長は、「テレワークを含む柔軟な勤務体制を導入しており、職員が市民サービスを途切れさせないよう努めている」との見解を示しました。これに対し、原瀬議員は、職員の健康と安全を確保するための継続的な取り組みの重要性について語りました。
最後に、会議では「ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難する決議」が提案され、議員はこの国際法違反を厳しく非難。議決を経て、決議は承認され、「安来市非核平和都市宣言」を踏まえた平和の訴求が強調されました。