令和6年第2回松江市議会定例会が開催され、一般質問が行われた。多くの議員が教育、農業、水道業務、観光振興、防災対策について質問した。
特に、教育支援においては、原田守議員が不登校の児童支援の重要性を強調し、教育機会確保法に基づく多様な学びの保障を求めた。これに対し、成相和広副教育長は、市では不登校の子供たちが安心して生活し、必要な支援を受けられる環境を整える必要があると答えた。
また、松浦徹産業経済部長は、松江市の農山漁村地域の活性化を図るための第2次基本計画の進行状況に触れ、特に津田かぶや黒田セリなど地域特産品の生産促進を図っていると説明した。さらに有機農業の取り組みについて、地域資源を光らせるための施策が求められていると指摘した。
松江市における水道業務についても議論され、松原健康福祉部長が、災害時の水の確保や、簡易水道のリスク管理の必要性について述べた。特に、尾原ダムからの水の供給が進むことによって、松江市全体の水道体制の強化が期待される。
川島光雅議員は、松江城周辺の駐車場問題について、市が民間の駐車場を駆使している現状を紹介し、さらなる駐車場確保の必要性を訴えた。渋滞を回避するための対応策として、市は、国や周辺の行政機関との協力を求めている。
さらに、長谷川修二議員からは、松江市の文化や伝統の維持と発展が重要であるとの意見が示された。特に、松江南高のスーパーサイエンスハイスクールにおける取組を評価し、今後の期待を寄せた。