令和6年第3回松江市議会臨時会は、2024年4月22日午前11時に開会された。
主な議題は議第80号「令和6年度松江市一般会計補正予算(第1号)」である。
この案は物価高騰による生活者支援の一環として、11億4,051万1,000円を追加し、
予算総額が1,075億5,551万1,000円に上昇する内容だ。
上定昭仁市長は質疑の開始時に、特に給付金支給について触れた。
生活が厳しくなる状況を考慮し、所得税及び個人住民税所得割からの給付が含まれていると説明した。
現状、約9万6,000人の納税義務者のうち、
約3万8,000人への調整給付を行う予定という。
続いて、議員定数等調査特別委員会が行った調査報告が行われ、
定数変更に向けた議論が展開された。川島光雅議員
the特別副委員長は、31人とする意見が多く出たことを報告した。
一方で、議員定数の減少について反対意見も強く、
細木明美議員は、「当局の意見聴取が不十分である」と指摘した。
多くの議員は定数変更の方向性に賛同しつつ、
定数を31人にすることに賛成の意見を表明した。
論争が続く中、最終的に議員定数は31人へと決定され、議案は可決。
この議論は、松江市議会における議員の役割や責任を考察する重要な契機となった。
また、人口減少に伴う適正な議員定数の重要性も見極められた。
市民からの意見をどのように反映するのか、議員間の調整が求められる状況は
d進んでいる。
その後、議員定数条例の一部改正に関する提案がなされ、これもまた賛成多数で可決された。
松江市では、このような議論を通じてさらなる市民参加の追求が必要であるとの意見も多く、
小さな定数でも市政に多くの意見を反映させることが重要視される。