安来市議会の第102回定例会が令和6年3月6日に開催された。
この日の議題は、主に一般質問に関するもので、議員たちは地域の医療や空き家対策など、重要な課題について議論を交わした。
まず、医療面に関しては「安来市立病院についての質問が多く、特に医師不足の問題が指摘される。「地域医療崩壊の危機に関する施策について」として、石倉 煌夷議員が発言した。
「地域医療支援センターとの情報共有を進め、医師確保に向けた施策を強化すべきだ。」と述べた。
次に「小さな拠点づくりの進捗状況について」議論が展開された。池上 政策推進部次長が「比田地区において住民主体の各種活動を進めており、自主防災機能の強化も図っている。」と報告した。事業評価のためのアンケート実施も計画されている。
また、「中山間地域農業対策について」は細田 農林水産部長による説明が行われた。「令和5年度の農業直接支払制度の見直しがあったことを受け、関係機関と連携して制度を利用できるよう進めている。」とのことで、多様な支援策が提案された。
「合併20周年記念事業について」総務部長の二岡 敦彦氏は、事業の概要と日程を報告。「9月15日に記念式典が予定され、地域活性化を意識したプログラムを検討中」とのこと。
「空き家対策について」も重要なテーマで、住民からの提案が寄せられ、行政は積極的に検討している。広江 建設部長は、「空き家バンクの登録数が増加しており、空き家活用の支援策を強化していく。」と述べた。新たなガイドラインが策定され、所有者への啓発が進められる。
会議終了後、多くの市民が議員の姿に期待を寄せ、安来市の未来を希求する様子が見られた。市が直面する課題については、多様な視点から解決策を模索し、すべきだとの総意が交わされた。
この集まりを経て、緊急性を要する施策が加速的に進展することが望まれる。