第101回安来市議会定例会が令和5年6月1日に開かれた。
市長の田中武夫氏が所信表明を行い、さまざまな市政の動きについて報告した。特に東京安来会の再開や、地元出身者との交流の重要性を強調した。会議では移住希望者向けのやすぎ暮らしセミナーも開催され、約20名の参加者が安来市の魅力を聞いた。
さらには、韓国密陽市との姉妹都市交流も取り上げられた。市長は密陽アリラン大祝祭に参加し、文化交流を目指す意向を述べている。そして、安来市が定住支援制度をどのように充実させていくかについても言及した。
本日は、印鑑登録に関する条例改正、特殊勤務手当の特例、手数料条例の改正、特定教育・保育施設に関する基準の改正も報告された。市民生活部の遠藤浩人部長が、印鑑登録条例の一部改正について説明した。スマートフォンでの利用者証明用電子証明書の搭載に関するものである。
極めてスムーズな進行で、これらの議案は特に質疑もなく付託され、審議が続く。 COVID-19に伴う特殊勤務手当の条例改正も進められ、新型インフルエンザに対応する職員の特殊勤務手当について要因が整理された。新型コロナウイルス感染症の位置付けが変わる中、新たな条例の必要性と役割についても意見が交わされた。
この他、一般会計補正予算の報告も行われ、歳入歳出予算の補正内容や取り組みが説明された。令和5年度は264億9,800万円が予算に組まれており、今後の取り組みに期待が寄せられている。