令和2年12月15日、安来市議会の第99回定例会が開かれ、多くの議案が審議されました。
この会議では国民健康保険税の改正に関する議案が首尾よく可決され、福祉施策の強化が一層実現する見込みです。特に、安来市の国民健康保険税条例の一部改正は、全会一致で可決され、年金所得世帯への影響はなく、軽減対象世帯が増える可能性があるとの見解が示されました。
また、後期高齢者医療及び介護保険に関する条例についても、文教福祉委員長の報告に基づき、確かな理解を持って可決されました。この改正が地域の高齢者支援に寄与することが期待されます。
続いて、財政健全化を目指す議案も審議されました。12件の補正予算が提案され、議第4号の一般会計補正予算(第8号)や、国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険などの事業特別会計補正予算が全会一致、もしくは賛成多数で可決されました。
注目されたのは、独り親世帯に向けた臨時特別給付金の支給が新たに計上された点です。安来市は、国の予算を受けて、総額1,635万円を事業費として支出し、困窮者への支援を継続的に行う意向を示しています。
市長の田中武夫氏は、議会の審議を経て執行される各種施策について感謝の意を表し、特に新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市民に対する支援を強化していく方針を強調しました。
さらに、新副市長の伊藤徹氏が選任され、彼は即位に際し、市政の発展と市民福祉の向上に向けて全力を尽くす意思を新たにしました。議会に出席した議員たちからも熱い拍手が贈られました。
これらの取り組みを通じて、安来市は持続可能な地域社会の実現を目指し、市民とともに歩む姿勢を堅固にしています。来年3月に予定される次回の議会も注視すべき状況です。