令和3年9月2日の安来市議会において、重要な議案が討議されました。議題は新型コロナウイルス感染症対策、公共施設マネジメント、ユニバーサルデザインなど、多岐にわたりました。
新型コロナウイルスの影響は依然として続いており、「樋野智之議員」は今後の対策を強調しました。「今後の疫病対策を講じる必要がある」と述べ、特に若年層への接種の促進の重要性を指摘しました。これに対して「原香代子健康福祉部次長」は、接種状況において若い世代の接種率が低い現実を説明し、情報発信や接種環境の整備に努める意向を示しました。
一方で、公共施設マネジメントに関しては「大久佐明夫総務部長」が進展を報告。具体的には、公共施設利活用推進会議の設立や外部専門家の招聘について取り組みが進んでいるとのこと。「必要に応じて予算措置を講じる考えである」と述べ、今後の方針が示されました。特に老朽化施設の整理と改修が急務であるとされ、議員からも「迅速な対応が求められる」との声がありました。
また、ユニバーサルデザインに関しては、「二岡敦彦建設部長」が今後策定されるバリアフリー計画を説明し、市民生活の向上に向けた取組みが進んでいると述べました。具体的な例として、安来市の中心となる安来駅周辺の整備計画があげられ、周囲の環境整備と利便性向上が掲げられました。
さらに、公共交通の視点からも新しい交通手段が求められています。「原瀬清正議員」は「地域公共交通の確保が重要であり、特に高齢者向けの移動支援が必要」と訴えました。市では既に一部地域において実践されている事例があり、各種支援策の周知が重要視されています。
最後に、災害時の支援体制の強化が議論され、災害時の緊急対応に関する具体的な連携や支援の在り方についても深い意見が交わされました。「改めて災害の多様性に備えた計画が必要」とのコンセンサスが成立しました。
こうした議論を経て、安来市は今後も多方面での施策を進め、市民生活の向上へと繋げることが期待されています。