令和5年9月1日、安来市議会第101回定例会が開催され、市長による所信表明が行われた。市長の田中武夫氏は、安来市の経済活動の活性化や地域の持続可能な成長に向けた施策を強調した。特に、8月10日には県知事に対しての要望活動を行い、スマートインターチェンジの設置などを含む安来市の施策の実現に向けた支援を求めたと報告した。このような市と県の連携をより強固にし、地域のニーズに応える体制を築くことが重要であると示唆した。また、安来市では、若者の就業を支援するために8月11日に「やすぎ就活スタートガイダンス」を初めて開催し、30以上の企業が参加したことも伝えられた。
さらに、市長はっ「お試しサテライトオフィスの設置」についても言及。安来市内にIT企業が進出しやすくするため、商業ビルの一室を利用する運用を開始したことを紹介した。この施設では、外部企業の地方拠点設置を促進するための取り組みが行われ、10月から大阪のIT企業が利用を開始することになっている。
多くのイベントが開催され、人の波が感じられる景気回復の兆しも見られる中、具体的には8月13日から安来市自治会親善野球大会、同14日からやすぎ月の輪まつり、さらに15日からは安来節全国優勝大会などが行われた。しかし、天候条件により一部のイベントは中止に追い込まれたと残念な結果もあることを観測している。
また、伯太クラブジュニアの全日本バレーボール小学生大会において、島根県代表として好成績を収め、地域の誇りを高めたとして、選手や関係者への祝福の言葉も述べられた。
さらに、介護人材確保支援事業についても言及があり、少子高齢化や産業間の人材獲得競争が続く状況下、介護職員の確保に向けた支援策が講じられることが強調されている。
市は、安来市の経済基盤を強化し、地域住民が安心して暮らせる材の構築を目指す姿勢を示している。さらに、財政の透明性を高めるため、令和4年度の一般会計決算において、7億3,400万円の黒字を達成したことを報告。このように、持続可能な財政運営が求められる中、引き続き市民に向けた施策の実施が期待される。
このような取り組みを通じて、市民一人一人が安心できる社会を築くための努力が続くと述べられた。