令和5年3月22日、安来市議会の第101回定例会が開催された。
今回の議会では、安来市での重要な条例案や予算案が一連に審議され、全議案が可決された。
その中でも特に注目を集めたのが、安来市職員の特殊勤務手当に関する条例の改正である。
この改正によって、特殊勤務手当を受ける職員の基準が見直され、該当者に対する制度改善が進められることとなる。
また、複数の指定管理者の指定に関する議案も可決された。
総務企画委員会の岩崎勉委員長が報告した内容によれば、これらの議案は「全会一致で執行部提出原案のとおり可決すべきものと決した」とのことだ。
議第38号の安来市職員の特殊勤務手当改正について、執行部は「該当職員は正規職員として2名存在する」と手当の適用対象者について説明した。
また、会計年度任用職員の規定についても触れ、今後の適用を見越して附則を設けたことが強調された。
さらに、令和5年度の各種予算案が一括して議題に挙がり、安来市一般会計の予算が多くの議員の賛同を得て可決される。
予算決算委員会の原瀬清正委員長は、審査過程を通じて「各分科会にて適正な審理が行われた」と振り返る。
具体的には、医療、福祉、教育における施策を強化するための予算が組まれ、特に新型コロナウイルスの影響も考慮された予算編成となっている。
その他にも、安来市での新規雇用の計画や福祉相談窓口の開設など、地域の活性化に寄与する施策が盛り込まれており、安全で安心な市民生活の実現を目指す姿勢が伺える議会となった。
新たに選任された大久佐明夫副市長や青砥洋教育委員も、今後の市政において大きな役割を担っていくことが期待されている。