第102回安来市議会定例会が令和5年11月6日に開会し、市長の田中武夫氏が挨拶を行った。
開会に先立ち、議長の永田巳好氏は新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、議会内のマスク着用を個人判断に委ねると表明した。
会期は361日間と決定し、議会運営委員の選任や常任委員の選任が行われた。提案された議案の中には、安来市議会委員会条例の一部改正や同教育委員会委員の任命が含まれている。
市長は挨拶の中で、最近開催された「戦国尼子フェスティバル」や「国際姉妹都市韓国密陽市の訪問団」についても言及した。9月の定例会から続く議会内の仕切り撤去を決定し、今後は市民とのスムーズな意思疎通を図る姿勢を示した。
定例会における重要な議題には、会期の決定、会議録署名議員の指名が含まれた。議論された安来市議会委員会条例改正は、会派の構成変更に伴うもので、今後の運営に影響を与える重要な案件とされる。
また、辞職願が提出された副議長と議長の選挙については、迅速に対応され、選挙が行われた。新たに岩崎勉氏が副議長に選任された。
市長は、自らの任期3年を振り返り財政健全化や公共施設マネジメントの推進に寄与してきたとした上で、今後も市民との協力による市政の発展を目指すことを表明した。次回の定例会は12月1日に予定されている。