第102回安来市議会の12月定例会議が、令和5年12月1日に開催された。
この会議では、29の議案が討議された。まず、永田巳好議長が開会の挨拶を行い、議会内の感染症対策についても言及した。
会議の初めに、会議録署名議員の指名が行われ、澤田秀夫氏と佐々木厚子氏が選ばれた。続いて、12月定例会議の期間が本日から15日までの15日間と決定された。市長の田中武夫氏は所信表明で、最近の市政動向や要望活動について詳しく説明した。
特に、職員の給与改定に関する議第2号が重要な議題となり、二岡敦彦総務部長が人事院勧告を基にした給与改定を提案した。賃金が若年層に配慮した内容であると強調している。議会の全員が異議なしで原案を可決した。
他にも、国民健康保険税制度の見直しに関する議第3号、市立図書館の利用促進にかかわる議第4号など多岐にわたる議案が可決された。教育部長の原みゆき氏は、安来市立図書館の開館・閉館時間の変更について説明し、利用者の利便性向上を図るために条例改正を提案した。
また、安来市公営住宅に関する議案の改正や、空家等対策としての条例制定も議論された。これにより生活支援を強化し、地域振興に寄与する狙いがある。
その他、今年度の特別会計に関連する補正予算の議案も複数提案され、全体として約2億407万の増額が見込まれる。
これらの議案は全会一致で可決された。議会の最後に、次回の一般質問は12月4日に行うとされ、今日の会議は散会となった。