安来市議会は、令和6年5月2日に第102回定例会の緊急会議を招集した。
出席議員18名が、会議録署名議員や緊急会議の期間を決定。市長、田中武夫氏が市政の現状や今後の施策について言及した。
田中市長は、安来市のまちづくりにおける重要施策として、スマートインターチェンジや大型工場立地を挙げた。これにより次世代への基盤を築くと強調した。
子育て応援商品券事業について、田中市長は、子育て世帯への支援として18歳以下の子供に1万2千円分の商品券を配布することを説明。市内経済の活性化を図る狙いがあると述べた。報告されたところでは使用期限は7月31日までであり、積極的な利用を呼びかけている。
また、遠隔医療システムの寄贈を受けたことを報告し、医療従事者と専門医をオンラインでつなぐことで、地域医療の支援を強化する考えであることが説明された。特に、医師の負担軽減と医療提供の安定化に期待が寄せられている。
続いて、安来節演芸館のリニューアルオープンが告知された。改修工事後のプレオープンが4月28日から5月6日まで行われ、グランドオープンは5月26日に予定されている。市民に親しまれる施設を目指し、観光地の魅力を向上させる狙いが示された。
議事の中で、一般会計補正予算に関する議案が提案され、住民税の課税見直しや給付金制度の充実が図られるとされた。この補正は、経済対策に対応する内容で、住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金が含まれている。これにより、対象者に一定の支援が行われる予定である。
会議は、指定管理者の名称変更や工事請負契約にも言及し、議会の委任による専決処分の報告があった。本日の全議題は特に異議なく進められ、各議案は原案のとおり可決された。次回は6月3日に定例会が開かれる予定となっている。