第101回安来市議会定例会が令和4年11月8日に開会した。
全18名の議員が出席し、定足数を確保した。
会議は新型コロナウイルス感染症予防の観点から、議員が起立せずに質問する方式を採用した。
まず、会議録署名議員の指名が行われた。清水 保生議員と福井 加代子議員がそれに選出された。
次に、会期についてお諮りしたところ、358日間となることに異議なしとの声が上がった。
市長の田中 武夫氏は、所信表明を行った。10月7日に島根県庁を訪問し、県知事や県議長に要望を伝えたことを報告した。
重点施策の実施が求められており、社会基盤の整備が地域社会の安定に必要であると強調した。
今回の議会で提案された議案は、令和4年度の安来市一般会計補正予算である。大久佐 明夫総務部長が執行部を代表して説明を行った。
この補正予算は、電力や食料品の価格高騰を受け、住民税非課税世帯への特別給付金が主な項目となる。
対象世帯は3,490世帯と見込まれ、給付額は1世帯5万円となる。
さらに、安来港飯島線道路の改良事業の費用も増額され、その理由として資材費の上昇があげられた。
質疑の場では、三島 静夫議員から橋梁工事の進捗についての質問があり、建設部の二岡 敦彦部長が応える形で、資材の価格上昇が続く見通しを述べた。
また、作野 幸憲議員は、給付金の迅速な支給について言及し、前回のデータを基に即座に対応する必要性を指摘した。
大久佐総務部長は、今回新たに対象者を確認するという方針を示し、具体化には国の指示を待つ必要があるとの見解を述べた。
議第1号は原案通り可決され、請願文書表に関する件は地域振興委員会に付託されることが決定した。
安来市議会は次回12月1日に再開予定である。