令和2年3月4日の昭和会議室における第98回定例会では、 近藤宏樹市長が新型コロナウイルスに伴う影響と市政の公約、財政改革など多岐にわたる重要事項について説明した。
市長は学校教育におけるICT環境の整備について言及し、教育の充実を図る重要性を強調。
特に、情報活用能力を育成する施策を進めつつ、子どもたちが主体的に学べる環境を提供することが急務であると述べた。
また、地元の公共施設等総合管理計画が、安来市の財政再建に直結していることにも触れ、施設の再配置を進める必要性を訴えた。特に、計画の施工状況について、公共施設削減の具体的な進捗について質問が寄せられ、 各議員からは市の財政状況について懸念の声があがった。
一方、市立病院の経営課題にも言及し、医師不足や運営の厳しさが市の振興に影響を及ぼす可能性があるとの注意を促した。病院改革の実現を急務として再確認する姿勢を示した。
さらに、中海架橋の実現に向けた地域連携の重要性が強調。県境を越えた交通インフラ整備が、地域経済の活性化に寄与する可能性があるとの見解も示された。
財政面では、根本的な改革が急務であるとし、年度ごとの貯金や各種基金の枯渇を危惧、持続可能な経営を実現するための方針についても具体的な施策案が提出された。特に、公共事業等の効率化を通じた行財政改革が前面に。