第101回安来市議会定例会では、令和5年度の予算案が審議され、様々な重要な案件が取り扱われた。
特に注目を集めたのは、一般会計の予算案であった。総額261億5,000万円が予定されており、前年度より10億円の増加となる。
歳入の見込みは、市税が厳しい状況の中、全体で対前年度1.7%増の見込みとなっている。決算の見込みを基にした補正予算も審議され、各事業に関連する予算が整備されている。
田中武夫市長は、施政方針にて「市政運営の考え方を示したい」と述べた。コロナ禍の影響を受けつつも、安心・安全な医療環境や生活支援を強化していく方針を強調した。具体的には、医療機関との連携や、地域医療の中核となる市立病院の役割の重要性について言及した。
また、特殊勤務手当の改正や手数料条例の改正についても確認された。これらの改正は、制度の見直しを図り、特定業務への対応を強化する目的がある。特に注意を要するのは、特殊勤務手当について、新たに建築主事業務手当を創設し、業務内容が特殊であることを考慮していることである。