寄居町では、デマンドタクシーの利用促進と新規就農者への支援を強化する考えが示された。
まず、デマンドタクシーについて、町長は、利用者の満足度調査を行った結果、3割弱が運行見直しを求めていると述べた。特に高齢者からは近隣病院への運行拡大が期待されており、相談窓口の設置や運行エリアの見直しが必要とされる。運行範囲については法的制約はなく、地域のタクシー業界との協議が求められる。
次に、新型コロナウイルス対応について、町は感染者報告を減少させ、学校での感染状況を把握することで情報を周知する方針を強調した。広報活動を強化し、町民へのサービスを向上させることが急務とされる。
さらに、高齢者支援に関しては、物価高騰による生活難を受け、所得調査の実施及び町独自の支援策が求められている。収入が非課税世帯ギリギリの高齢者に焦点を当て、具体的な支援策を検討する必要がある。
また、更なる新規就農者への支援が提案されており、農地バンクの設立が期待される。地域資源の活用や補助金制度の見直しが重要であり、販路拡大や相談窓口の設置を通じた総合支援体制の構築が求められている。
空き家対策については、基本的な調査が実施されており、管理不全空き家の適正管理に向けた取り組みが必要とされている。空き家バンクの利用状況を改善し、住民の意識を高めるための施策が求められている。