寄居町議会、動物愛護とテレワーク推進に関する論議

寄居町議会は9月定例会において、動物愛護やテレワークを含む多岐にわたるテーマが議論された。特に、犬猫の殺処分問題に関する取り組みが重要視されており、実態としては、平成30年度に犬が11頭、猫が35頭が熊谷の動物指導センターに送致された。このうち、飼い主に返還されずに譲渡されなかった犬猫が殺処分の対象となっている。\n\nこの状況を踏まえ、町では改正動物愛護管理法に基づいて、飼い主や動物取扱業者に終生飼養の義務を強調し、地域猫活動やボランティアとの連携を検討している。また、飼い主の責任を徹底させるために、周知活動としてチラシ回覧なども行っている。\n\nさらに、テレワークの推進に関しても質問が寄せられた。特に、『ヨリママ』の活用について、町は子育て中の女性を支援するためにセミナーを実施しており、その中で就労への道も開けつつある。ただし、実際に就労に至った人数が少ないことが課題として浮き彫りとなっている。\n\nまた、障害者の就労支援も重要なテーマであり、今後はテレワークを通じてさらなる雇用機会の提供が期待されている。市町村の中でも、この新たな支援の手法がどのように活かされていくのかが注目されている。\n\nこのように、寄居町会は様々な課題に対して前向きな取り組みを行っているが、具体的な結果を伴うためには、地域全体の連携とさらなる情報提供が求められている。関係機関との協力を深め、これらの思想を実現するために、今後の動向に注目していく必要がある。