令和5年6月の寄居町議会では、議員たちが町の重要な課題に関して質問し、議論を交わした。特に、男衾土地区画整理事業や放課後児童健全育成事業の進捗状況が注目されている。
男衾土地区画整理事業に関しては、町長の峯岸克明氏が工程は順調で問題はないと述べた。しかし、住民の交通安全については、南側道路の狭さが新たに住む住民に危険をもたらす懸念があるとして、今後必要に応じた対策を講じる意向を示した。
また、寄居町では61区画の住宅が整備され、新居購入者に対して補助金制度の整備を進めている。特に、横断歩道の安全対策に関する質問があり、今後も県に拡幅整備を要望し続けることを明らかにした。
放課後児童健全育成事業の環境整備についても、指導員の給与改善や常勤職員の配置が重要項目とされ、町は今後の補助金獲得に向けて積極的な対応を取ることを約束した。さらに、学童保育の新設を要望する声にも耳を傾け、待機児童解消を目指す姿勢が見えた。
水道事業に関しては、令和12年までに約65億円の投資が見込まれ、町は効率化と資産管理計画を進めている。しかし、昨今の電気料金高騰や収入の減少が続く中で、さらなる経営努力が必要とされている。
これまでの成果を元に、今後の施策や取り組みを町民に報告し、連携を強化していくことが求められる中、教育においても子ども・若者議会を通じ、地域の声を直接聞き入れ、施策に反映させる方法が検討されている。