令和3年3月12日、寄居町議会は令和3年第1回定例会の第4日を開催した。議題には、防災・減災を中心に多岐にわたる問題が挙げられた。特に、自主防災組織の強化とリーダー養成についての発言が目立った。町の防災体制を整えるためには、リーダーの育成が不可欠である。そのための講座も今後調整していく旨が伝えられた。
また、台風第19号による影響を受けたインフラの復旧状況についても説明がなされた。ほぼ全ての復旧工事が完了したが、風布地区の本復旧工事はまだ行っており、今後対応が予定されている。
さらに、シミュレーションをもとにした避難所運営を円滑に進めるための課題も議論された。特に、感染予防を考慮した避難所開設の分散避難や在宅避難の周知を如何に行うかに焦点が当てられた。
観光関連では、寄居町観光協会の組織改編に関する話題もあり、会員の5分の1以上の同意で臨時総会が開催される運びとなっている。観光地の回遊性を高めるために看板の設置など具体的な施策も検討されており、町が推進する中心市街地の活性化に向けた戦略が語られた。これにより、施設利用者の利便性が向上し、観光の魅力が増すことが期待されている。
河川敷の観光活用についても触れられ、キャンプ場などとして利用する際に必要な規制や運営方針の見直しを行う考えが示された。特に、環境保護のために車両進入禁止措置が必要との意見が出され、今後の実施についての検討が待たれる。