令和3年6月18日、寄居町議会第2回定例会の最終日が開かれ、多くの重要議案が可決された。
まず、議案第34号「寄居町道路構造の技術的基準を定める条例の一部改正」が審議された。保泉周平総務経済常任委員長は、道路移動等円滑化基準に適合する構造について詳細に説明し、「委員会では原案のとおり可決すべきものと議決された」と報告した。議員たちはこの問題に対し関心を寄せ、鈴木詠子議員も質疑を行った。最終的に議案は全員賛成で可決され、町の道路構造の改善に向けた一歩が踏み出された。
次に、議案第38号、令和3年度寄居町一般会計補正予算(第2号)が審議された。保泉委員長は、低所得子育て世帯の生活支援についての内容が盛り込まれていることを強調した。この補正予算は特に新型コロナウイルスの影響を受けた町民の生活を支援するためのものであり、大澤博議員が迅速な対応を求める賛成討論を行った。討論の後、全会一致で可決された。
さらに、請願第1号「寄居町水と緑のまちづくり条例の見直しによる農林業の開発行為を円滑に進めるための請願」が採択された。保泉委員長は、この条例の見直しの必要性について詳述し、地域の農林業が抱える課題解決に向けて重要な一歩とされている。この請願には大澤博議員や稲山良文議員から賛成の声が続出し、町の経済活性化への期待が寄せられた。
そして、監査委員の選任に関する議案も可決された。花輪利一郎町長は鈴木詠子議員が適任であると提案し、議会からも賛同を受けた。鈴木議員は自身の決意を述べ、これからの役割に対する責任感を示した。議会はこのように円滑に運営され、議事が進められている。
最後に、峯岸克明議長は全ての議事が終了したことを告げ、町民の声を大切にして今後も町の未来を築いていく意義を強調した。議会は終了し、議員の皆様に特に医療現場で従事している方々への感謝の意が表された。今後の町の発展に携わる各議員の決意が高められた議会であった。