令和4年3月15日開かれた寄居町議会の定例会では、令和4年度予算に関する議論が行われた。
会議において主要なトピックは、国民健康保険及び後期高齢者医療の特別会計予算、寄居町の浄化槽及び水道事業の会計予算などであった。特に、国民健康保険に関しては、コロナ禍における医療体制の維持が重視され、対策として延滞金管理や保険料の軽減についても議論された。
また、後期高齢者医療費に関しては、予算において円滑な給付が必要であることが強調された。この中でも特に、保健事業費において、医療機関への受診を促すための運用がやりやすくなる方向で進められることが期待されているようだ。これに関連して、特定健診の受診率向上も図られていく。
さらに、寄居町の公設浄化槽事業も議論の中心となった。高齢化が進む地域において、有効な浄化槽の普及が求められている中、今後の水質管理や浄化槽の設置にさらに力を入れていく方針が示された。しかし、設置数の減少という現実も欠かせない。将来的に全体の水道・下水道の浄化について、整備計画が必要不可欠であり、地域住民の意見を反映しながら進めていくとの見解が示された。
最後に、小中学校の教育環境についても代替案が議論された。集約化検討協議会による設計業務が委託される中、住民の意見を踏まえた設計方針については、十分な合意形成が重要であるとの旨が述べられた。これにより、児童生徒により良い学習環境を提供できるよう、引き続き地域の意向を尊重しながら、計画的に進めていく姿勢が示された。