令和4年3月10日、寄居町議会の第1回定例会が行われた。
議会では、主に令和4年度予算についての説明が行われ、さらなる教育環境の整備や子育て支援についての議論が行われた。
田母神節子議員は、地域で家庭を持ち生活するための施策として、「夢と創造力にあふれ未来を拓く人を育むまち」を提案した。この施策において、教育環境がどのように向上するのかに焦点を当てた質問をした。
彼女は、特に貧困層への配慮と教育の多様性について強調した。具体的には、少人数学級での教育の質や、地域との連携による学びの場の提供についても議論を展開した。
次に、稲山良文議員は、男衾中学校の長寿命化に向けた取り組みについて尋ねた。町長は、第6次寄居町総合振興計画に従い、長寿命化施策に着手する意向を示した。
ただし、既存の校舎の改修計画には、国の補助金制度を考慮する必要があると述べ、計画の前進には地域住民との対話が不可欠であるとした。
岡本安明議員は、給食費の段階的無償化について取上げ、さらに第2子以降や全員無償化の実現を求めた。交通費や医療費の負担も含め、特にひとり親家庭への配慮が求められる背景を説明した。彼は地域全体が教育の機会均等を享受できるようにと、心からの政策を促した。
これらの質問に対し、各担当職員が具体的な政策案や現状を説明し、議員との意見交換が活発に行われた。特に教育施策は、地域の未来を左右する重要な事項であるとして、今後も地域住民との対話を通じ、政治の透明性を高める必要があるとされた。
議会は3月14日に次回の会議を予定し、さらなる具体的な施策に向けた議論を継続する見通しである。