寄居町議会第3回定例会が9月に開催された。各議員から多様な視点での質疑が行われた。本議会の重要なアジェンダは、予算及び決算についてであった。
特に、令和2年度の予算については、昨年度の決算にも基づきつつ、コロナ禍の影響を受けつつも、各種施策が適切に実施されたことを強調する意見が多く聞かれた。「必要な予算は確保されており、適正な執行が行われている」との発言もあった。これに対して、町民の意見や実情を反映させることの重要性も指摘された。
次に、財政状況についても言及が続いた。特に、一般会計の収支状況は好転傾向にあり、課長たちは「私たちの努力の成果だ」と胸を張ってぬいという声が聞かれていた。しかし、同時に「この状況を続けていくためには、引き続きの努力が不可欠」とも強調された。
国民健康保険に関しては、加入者数の変動がありながら、減免措置などの支援により、神奈川県より高い収納率が達成された。町民に対するサポートはしっかりと行われているとの認識が示された。特に、医療費が高額になる前に早期発見、早期治療を促す施策が力を入れられている。
下水道事業についても触れられた。このプロジェクトは、町内の約90%以上が進捗中であることを明らかにした。新たな施設の整備も含め、今後の整備計画が期待される。
教育現場では、サポーター制度が整備され、実際に学校ごとの子ども数に応じたサポートがされているようだ。「一人一人のニーズに応じた対応が大事」との声もあり、学校の教育環境充実のためには、地域との連携も重要との意見も共有された。
地域活性化については、観光資源や歴史的な背景を生かした取り組みの必要性が叫ばれ、今後の発展が期待されている。議員からは「より多くの人々に寄居町の魅力が伝わることを願っている」との声が聞かれた。
このように、議会では様々な意見が交わされ、寄居町の未来に向けた取り組みの重要性が強調されていた。