令和2年寄居町議会第1回定例会が2月27日に開会された。
この会議では、議案の上程や町長の招集挨拶が行われ、特に令和2年度の予算案が焦点となった。
その中で、花輪利一郎町長は新年度に向けた町政運営の基本方針を説明した。
町長は「町民の声を聞き、地域のニーズを反映させた運営を行う」と強調した。
また、令和2年度の予算案の総額は116億69万円で、前年度比3.6%の減額が見込まれる。
この背景には、歳入の減収や必要な支出に対する厳しい財政環境の影響がある。
町長は、重点施策として「教育施策の充実」「女性の活躍推進」「健康長寿」を挙げ、全力で取り組む意向を示した。
議案の中には、寄居町公平委員会委員の選任や農業委員会の委員の任命に関するものが含まれ、議会ではいずれも賛成多数で可決されたとのこと。
また、各種補正予算が上程され、特に令和元年度の一般会計補正予算(第5号)が注目された。
補正額は8,831万4,000円の減額で、主な要因として国の補正予算の影響や災害関連経費が挙げられた。
議案の審議は今後の日程に従い進行される見込みであり、町民の生活に直結する重要な議題について、続いて質疑応答が行われる予定である。