令和5年寄居町議会第1回定例会が2月28日に開会された。
初日は町長の峯岸克明氏が新年度予算についての要点を説明する中、町の発展に向けたビジョンが示された。
この定例会では、令和5年度の一般会計予算、補正予算、国民健康保険特別会計予算など、合計6つの議案が取り上げられる。
町長は「経済状況が厳しい中でも、地域の発展に向けた施策を積極的に推進していく」と強調した。
今回の予算は、町民生活の向上を目指し、育成施策、地域経済の活性化、そして健康長寿事業のさらなる展開が計画されている。
具体的には、少子化対策の強化や教育施策の充実が挙げられ、特に結婚・子育て支援の新事業創設が期待される。
また、予算案には中心市街地の活性化に向けた計画も盛り込まれており、具体的な施策として、寄居駅南口周辺の整備や地域ブランドの創出を目指す。
このような中心市街地における賑わい創出を通じて、町の魅力を高めていく考えだ。
町長は「環境への配慮と持続可能な発展を目指す」とし、"カーボンニュートラル"の実現に向けた取組を再確認。持続可能な社会に貢献するための施策も強化していく考えを示した。
最後に、委員会への付託を省略し、迅速な議論と審議が行われる見込みである。議長は「引き続き町民の期待に応えられるよう努めてほしい」と締めくくった。