令和2年6月4日、寄居町議会では第2回定例会の第3日目が開かれた。議題の中心は、一般質問であり、各議員が町の様々な課題について意見を述べた。
権田孝史議員は、県道赤浜小川線について質問を行い、現在進められている渋滞緩和策の進捗状況を確認した。町長の花輪利一郎氏は、地元説明会及び測量を行っており、今年度内には用地買収を進める計画があると述べた。一方で、赤浜から富田東信号間の工事は、未定という見解を示した。
続けて、権田議員は寄居町のハザードマップについても言及した。昨年の台風による被害を受け、改善に向けた見直しが進んでいると町長は答えた。特に、今後の防災対策については、重点的に対応を検討する姿勢を強調した。
9番の鈴木詠子議員は、コロナ感染予防のためのリモート環境の整備状況を取り上げ、オンライン授業の必要性を訴えた。教育長の轟和男氏はGIGAスクール構想への取り組みを述べ、リースによる端末整備が進行中であると報告した。この姿勢は、感染拡大防止と教育の質の両立を図るものである。
さらに鈴木議員は、コロナ禍における災害時の対応についても質問。町では過密を避けるために複数の避難所の利用が検討され、衛生管理や消毒薬・マスクの備蓄状況についても説明があった。特に、避難所における衛生管理の重要性が確認された。
最後に、議長の峯岸克明氏は、次回の日程を告知し、議会は無事に散会した。今回の会議では、町民の安全や健康を守る取り組みが強調され、今後の行動が期待される。