寄居町議会は、12月3日に第5回定例会を開催し、重要な議題を審議した。
町長の花輪利一郎氏は、開会挨拶の中で、昨年から続く新型コロナウイルスの影響に触れ、町民や医療従事者への感謝の意を表した。
新型コロナウイルスの影響で、町民の日常生活や経済活動には依然として影響を及ぼしていると述べた。
また、寄居町では「第6次寄居町総合振興計画後期基本計画」の策定が進められており、重点的な取り組みテーマとして「暮らしの充実」「人づくりの推進」「魅力の向上」を掲げる方針である。
町は、様々な意見を踏まえて計画を策定したことについても述べた。
花輪町長は「今後も町の発展に向けて、協力をお願いしたい」と強調した。
議案第68号には、寄居町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の改正が含まれ、これは子育て支援においてICTを活用した運営の負担軽減が目的である。
町内の家庭的保育事業を行う施設は3箇所と説明され、国の補助金制度を用いて進めていくことが示されている。
さらに、議案第69号では特定教育・保育施設の運営に関する基準が、同様の目的で改正が行われ、社会情勢に応じた基準の整備を進めていくことが報告された。
議案第70号では、国民健康保険条例を改正する内容が説明され、出産育児一時金が40万8,000円に増額される見込みであることが明かされた。
町長は、出産費用の地域内平均値を踏まえた要望を今後も続けるとの意向を表明した。
最後に「水と緑のまちづくり条例の一部改正」や財政運営に関する議案も上程され、町の持続可能な発展に向けた各種施策が議論された。
議会の日程は今後も続き、議案は委員会に付託されることとなり、慎重な審議が求められる。