令和元年9月5日、寄居町議会の定例会が開催され、議題には寄居桜沢地区（仮称）産業団地のエントリーや中心市街地活性化事業などが挙がった。
特に津久井康雄議員は、寄居桜沢地区の産業団地整備に関する詳細を尋ねた。津久井議員は、エントリーが正式に公表された事例として、県企業局との協議や、地権者との交渉の過程について言及し、「産業団地の土地利用計画はどのように進捗しているのか」と質問した。これに対し、花輪利一郎町長は、企業のニーズを反映したエントリー＆オーダーメード方式を採用している点を説明した。
さらに津久井議員は、「周辺住環境への配慮はどうなっているのか」と問いかけ、特に通学路の安全対策についての関心が寄せられた。これに対して町長は、歩道の整備や車両通行の制限を計画していると回答した。
次に、中心市街地活性化事業についての質問が続いた。寄居駅周辺の改善及び自転車駐輪場の整備について大澤博議員が質問。駅の利用者の便益向上、特に屋根の設置についての要望が出ており、行政側はそのニーズに対して現状「設置は考えていない」との立場を示した。
この日の一般質問では、行政が示した予算配分や施策に対し、具体的な現場の問題点を踏まえた活発な意見交換が見られた。それぞれの議員が指摘した地域の課題に対して、町長や担当課長は現状や改善策を答弁し、引き続き議論を深めていく意向を示しました。
議論を通じて、町の発展や住民の安全を重視した施策の必要性が浮き彫りになった。地域密着型の政策が試行される中で、住民の声を反映する形で進化していくことが期待されている。議会は今後も市民のニーズに応えるべく、透明性のある運営を求められることは明白である。