令和6年2月27日、寄居町議会第1回定例会が開催され、令和6年度予算案を含む重要議案が上程された。議長の吉澤康広氏が開会挨拶を行い、議員の活発な議論が期待されることを述べた。
会議の初めに、町長の峯岸克明氏が招集の挨拶を行い、令和6年能登半島地震で被災した人々への哀悼の意を表した。その後、寄居町議会が第38回全国町村議会広報全国コンクールで最優秀賞を受賞したことが報告され、町の広報活動の評価が高まったことが強調された。
予算案において、一般会計の規模は134億9,494万7,000円で、前年度比4.8%の増加が見込まれている。具体的には、少子化対策、地域内経済循環の促進、教育施策の充実及び健康長寿事業の展開に力を入れる方針が示された。特に、地域コミュニティ再生に重点を置き、移動販売事業を展開するなど、生活に密着した施策が予定されている。
また、議案第1号として、寄居町公平委員会委員の選任に関する提案が行われた。町長は、逸見忠正氏の選任が適任であるとし、賛同を求めた。全員賛成で採択され、この選任が同意された。
議案第2号では、令和5年度一般会計補正予算が上程された。補正総額は8,436万4,000円の減額が含まれており、主に国の補正予算を受けた内容となっている。議員からは補正内容に関する質疑が行われ、透明性の確保が求められた。