令和6年6月4日、寄居町議会第2回定例会が開催され、重要な議題が討議された。
特に町長の挨拶では、吉澤康広議長の副会長就任を祝福し、議員們の健康管理への注意も促した。
また、議会運営委員会の報告により、定例会の日程が定められ、議案の審議が本格的に始まった。
本会議では、専決処分の承認を求める議案がいくつか上程された。最も重要な議案は、地方税法に基づく寄居町税条例の一部改正に関するもので、個人住民税の特別税額控除についての詳細が説明された。これに関連して、鈴木詠子議員は「高額所得者が65名いる」と示し、その影響について質疑を行った。
另一方面、町立学校の統合及び再編に向けた議案も上程され、寄居町立折原小学校と鉢形小学校を統合し新たな城南小学校にする計画が発表された。教育総務課長は、地域の住民の意見も考慮しつつ進めることを約束した。
さらに、令和6年度寄居町一般会計の補正予算に関する議案では、補正額1億9,384万円となり、各種事業に必要な経費が計上された。町長は「未利用地の売却と学校の整備に関する重要事業を進めたい」と述べた。
また、赤城乳業が町有地を利用した新工場の建設を計画しており、企業誘致が進められることが期待されている。議会からの貴重な質問に対し、財務課長は「適正価格での売却」とし、町の税収効果も見込めると説明した。
最後に、議会は今後とも町民のニーズに寄り添った政策を進めていくことを確認した。次回は6月6日に本会議が予定されており、引き続き活発な議論が期待される。