令和3年12月22日、寄居町議会第5回定例会が開催された。
この日は、重要な議案が目白押しであり、特に第67号の議案、即ち、第6次寄居町総合振興計画後期基本計画の策定に関する修正案が中心となった。
議長の峯岸克明氏は開会の挨拶で、今年の議会運営におけるコロナ禍の影響について言及した。感染者数が減少傾向にある中、議院として市民の信頼を維持する重要性を強調した。また、重要議案の審議を通じて、新たな法的枠組みや市民サービス向上に寄与することの必要性を訴えた。
第67号議案に関しては、吉田正美議員が修正動議を提出した。修正案では、男衾中学校の老朽化対策として、地域との対話を強調する内容が盛り込まれた。吉田議員は「住民の理解を得るために、納得のいく説明を行う場を設けるべきだ。共同で進める取り組みが必要だ。」と発言し、地域コミュニティの参加を求めた。
これに対して中嶋文雄議員は別の視点からの質疑を行い、「修正案を加えた理由は何か。この計画の進行に対してどのように反映されるのか」と問うた。他の議員も様々な観点から質疑を行いつつ、修正案の重要性を認識する姿勢を見せた。
議論は続き、最終的には修正案が承認された。議長は、全議員の話を丁寧に聞き、一つ一つの意見に真摯に対応する姿勢が評価された。
その他の議案として、寄居町国民健康保険条例の改正及び寄居町水と緑のまちづくり条例の一部改正についても議論が行われ、それぞれの背景や必要性が説明された。これらの改正は、今後の行政サービスの向上に寄与することが期待されている。
また、子育て世代への給付金など、予定されている施策についても具体的な数字の説明があった。総括的に、今回の定例会は寄居町の未来に向けた重要なステップとなったことが認識されており、議員たちの積極的な発言が印象的であった。
最後に、議会は閉会を宣言し、各議案が原案通り可決されたことをもって、次期議会に向けての準備が進められることとなった。