令和5年9月8日に開催された予算決算総務環境分科会では、令和4年度の埼玉県和光市一般会計の歳入歳出決算について審査が行われた。
会議では、委員の出席があり、一致して議案第74号に基づく歳出の審査を進めた。
特に、清掃センター管理運営の需用費やごみ処理費について、多くの質疑が交わされた。それに続いて、清掃センターの修繕や運営に関しても取り上げられた。
鳥飼委員が清掃センターの需用費の不用額が生じていることについて質問し、その主な要因が光熱水費にあることが明らかになった。清掃センター所長の嶋田氏は、光熱水費の余りは前年の使用状況によるもので、今後の新設の清掃センターではこれを考慮する必要があると指摘した。さらに現在稼働中の清掃センターについて、長期修繕計画の見直しが求められる中、重要な修繕が行われていることも述べられた。
また、コロナ禍による収集業務への影響についても話題になり、福島環境課長が取り組んでいる感染防止策の実情を報告した。市民からの配慮が必要な声が上がる中、今後も適切な注意が求められた。環境課からは、家庭系ごみの減少傾向は分かってきているものの、依然として事業系ごみの減少が難しい点も併せて伝えられた。
さらに、今後の防災への取り組みについても議論がなされ、自主防災組織の活動とその充実が重要視されていることが確認された。高橋氏は、自治会との取り組みの重要性と、市民活動を今後も支える決意を表明した。
会議の最後には、委員間での質疑や意見交換を通じ、今後も市民のニーズに応じた施策の充実が求められる旨が強調され、審査が終了した。