令和4年9月22日に開催された和光市議会の定例会では、さまざまな市政に関する重要な質問が挙げられた。この中で特に目を引いたのは、自動運転サービス導入についての議論である。
議会では、16番の冨澤勝広議員が、自動運転サービス導入に関して質疑を行った。彼は、和光市の出資法人である和光市学校給食協会の人材育成について質問し、市民の移動ニーズに合った市内循環バスのルート見直し案の必要性を強調した。冨澤議員は、地域の公共交通サービスが不足している現状などから、交通弱者への対応が特に求められていることを訴えた。
また、入札結果についても議論があり、教育長の石川毅氏は出資法人の雇用と人材育成について詳細な説明を行った。事務員の採用状況や業務指導について説明がされ、学校給食事務員の業務がどのように行われているのかが明らかにされた。
さらに、国民健康保険の運営については、熊谷二郎議員が疑問を呈し、窓口留め置き世帯数や今後の運営方針について質問した。大野保健福祉部長は、国からの通知に基づき県へ要望を出す必要性を強調した。
市立高校の統合についても議論され、熊谷議員は両高校の存在が市民にとって重要であることを強調した。市長の柴崎光子氏は、県の方針に基づいて慎重に検討していく姿勢を示した。
国葬に関する議論も活発で、議会では市民からの反対意見が寄せられている中で、安保友博議員は国立公園内での黙祷や半旗掲揚の指示について市の見解を求めた。市は、状況を見て対応を決める意向を示した。
この議会の内容は、和光市としての今後の交通施策や医療制度、教育政策において、市民の意見をしっかりと反映していくために、補助金や人材育成策を進める必要があることを再認識させるものであった。