令和5年和光市議会3月定例会は、2月17日に開催された。
出席議員数は全17名であり、開会と共に会議は成立した。議長である齊藤克己議員は、早速に日程に沿った議事を進行させた。
まず、会議録署名議員の指名や会期の決定などが行われ、会期は2月17日から3月17日までの29日間と定められた。
続いて、柴崎光子市長が令和5年度の施政方針を報告した。その中で市長は、特に新型コロナウイルスの影響で苦境にある市民の生活支援や、水道料金の基本料金免除、キャッシュレス決済ポイント還元事業、学校給食費の補助等について強調した。市長は、「今後も市民に寄り添った施策を推進していく決意を表明」した。
施政方針の質疑においては、内山恵子議員や猪原陽輔議員から、多岐にわたる生活支援活動や公共施設の維持管理等について質問が寄せられた。内山議員は、「具体的な支援策は何か」と尋ね、市長は水道料金の減免策や事業者への支援について言及した。猪原議員からは、予算の具体的な配分に関する指摘があり、施政計画の実行可能性を問われる場面も見受けられた。
特に討論の中で、「和光版MaaS」の自動運転サービス事業に対する反論が上がり、議員の間で意見が分かれる展開となった。議事を進めながら、柴崎市長は、自身の計画が地域の住所性のなさを解消するための重要な施策であると強調した。さらに、地域社会への影響を考慮に入れ、広く住民との意見交換を行いながら進めることが必要だとの姿勢を示した。
この後も、議会運営委員会の委員長報告や陳情の報告が続き、その他、資料として提出された議案第1号から第26号までの報告が行われた。特に、議案に含まれた新しい条例案については活発な議論が展開され、市の政策に対する期待が交わされた。
議会は次回2月20日午前9時30分に開議される予定である。今後の議論がどのような展開を見せるか注目される。