令和4年9月16日に開催された和光市議会では、一般質問が行われ、市民の関心が高いテーマが取り上げられた。特に、自動運転サービス事業については、小嶋 智子議員が市民への情報提供の充実を求める質問を行った。
まず、公共交通、自動運転サービス事業の進捗状況について、小嶋智子議員は市民に向けた説明会の開催について問うた。この説明会は新倉北地域センターで行われ、参加者からは工事の安全性や環境への配慮など多様な意見が寄せられた。加山 建設部審議監は、「市が自動運転サービスを導入することで、高齢化社会に対応した交通環境が整備される」と述べ、今後の計画についても説明した。
次に、不祥事の再発防止策についても詳細が問われた。中蔦 製作部長は「市は第三者委員会の提言を真摯に受け止めており、人事の流動化や教育の強化を進めている」とのこと。市民の信頼を築くための努力が続けられている。
また、防災に関する議論では、小嶋議員から福祉避難所の直接避難の可否や、減災用品支給事業についても言及があった。中川 危機管理監は「福祉避難所への直接避難を促進するための取り組みが進行中である」と答え、引き続きサポート体制を強化する考えを示した。
教育行政については、情報モラル教育の充実が議題に。寄口 教育部長は「今後も情報教育の強化を図り、子どもたちにデジタル社会で必要なスキルを身につけさせていく」と述べた。市内の小学校では、この教育がすでに進められている。
議会での質疑応答を通じて、市の施策が市民の声を反映している様子が見られた。市政への参加意識が高まる中で、今後の施策がどのように実行されるかが期待される。各議員の質問は市民との結びつきを強化し、透明性のある議会運営につながるものと考えられている。