令和4年和光市議会6月定例会が6月9日に開催された。
この会議では、期間を6月9日から6月28日までの20日間とすることが決定された。議会の運営や重要項目について、出席議員から活発な意見が交わされた。
アンケートで市民の関心が高い元和光市職員の不祥事に関する調査特別委員会の報告もあり、安保友博議員が報告の概要を述べた。事故の背景や職員管理体制の不備が指摘され、具体的には以下の問題が挙がった。
元市職員の不正行為は、一般会計や特別会計に大きな影響を及ぼし、特に生活保護受給者からの現金を着服していたことに対する指導体制の欠如が問題となった。調査により、過去の公金管理についても適切に行われていなかった事実が明らかにされ、市はこの件に関する厳重な再発防止策を求められることとなった。
また、会議では新型コロナウイルスの影響を受ける低所得層の子育て世帯への支援策についても議論された。議案第39号の補正予算において、困窮する世帯への生活支援金の支給が計画されており、具体的な支給方法についても説明がなされた。
さらに、請願第1号については、外環自動車側道交通量の予測や環境アセスメント実施に関する要望が出され、陳情第1号に関しては和光市勤労福祉センター利用継続に関する意見が提出された。
議案については、消防ポンプ車の購入や関連条例の改正が提案され、多様な市民ニーズへの対応を目指す姿勢が示された。