令和3年9月15日、和光市議会は定例会を開き、市政に関する一般質問が行われた。
本日の会議では、赤松祐造議員の質問が印象的であった。彼は新型コロナウイルスの感染拡大に見舞われる和光市において、その危機管理の取り組みについて質問した。具体的には、感染者数の急増やワクチン接種状況に関する詳細を尋ね、市の危機管理制度の重要性を強調した。赤松議員は、特に「市の危機管理監がもっと主幹として取り組むべきだ」と訴え、具体的な感染症情報の透明性を求める声を上げた。
次に、教育長の大久保昭男氏は、学習環境の整備と交通安全対策について述べた。通学区域の見直しが急務であるとし、地域の安全を担保にしたっとし、危険な通学路への対策強化について言及した。「現在の通学区域の調査を行い、必要に応じて改正を進める」との発言があった。
さらに、交通面では、佐藤市民交通局長が自転車利用促進策の一環として、新たな交通安全表示や教育の強化が必要であると強調した。「特に学生たちに自転車のルールを徹底させる方策が求められている」との発言が認められた。
続いて、保育行政に関する質疑で、民営化の進捗とその影響について問われた。子どもあんしん部の斎藤幸子部長は、しらこ保育園の民営化の進捗状況を報告し、保護者や地域住民への説明会の開催予定を明らかにした。「透明性を持って、丁寧に進めていくことが求められている」と述べ、本市としてもその方針を持つことを述べた。
圧倒的な資源を持つ和光市は、公共施設の見直しや老朽化施設の再編成についても言及があり、特別な努力が必要との認識が示された。特に、危機管理監の中川宏樹氏が現在進行中の防災訓練の充実について触れ、「様々な防災対策を常に更新し続ける必要がある」と述べ、地域の協力を求めた。
一方、金井伸夫議員が提起した具体的な提案に対しては、各部局が意見を持ち寄り、実行可能な対策の策定に努めるとし、今後の進展に期待を寄せた。市民との対話を重視し、意見を反映させる場を持つことで、市民生活の向上を目指す姿勢が引き続き強調された。
今後の和光市の動きに関して、次回の議会も注目が集まっている。市長を含む行政かたちが、計画的に進めることが望まれる。次回の定例会ではさらなる質疑に期待がかかる。