令和4年3月、和光市議会の定例会が開かれ、重要な複数の議案が提案された。
特に注目すべきは、議案第1号として提出された教育委員会教育長の任命に関するものである。柴崎光子市長は、前任の大久保昭男氏が辞職することを受け、新たに石川毅氏を任命する意向を示した。柴崎市長は「石川氏は和光市の教育行政に長く関与しており、教育現場に精通している」との理由を説明した。
さらに、質疑の中で熊谷二郎議員が石川氏の教育に対する思いや考えを尋ねた際、市長は「今の教育行政を大枠に引き継ぎつつ、臨機応変に対応したいとの意向を持っている」と答えた。
次に、議案第2号、教育委員会委員の再任についても言及され、村中秀人氏の再任が承認された。熊谷議員は村中氏の出席状況などを確認し、市長は出席率が高いことを強調した。村中氏自身は教育行政に貢献したいとの意欲を示した。
この日の議会では、議案第6号、埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についても議論されたが、質疑は無く、原案通り可決された。
また、元和光市職員の不祥事に関する調査特別委員会が報告し、調査経費の追加を求め、40万円の追加支出が認められた。これにより、調査が円滑に進むことが期待されている。
最後に、次回の日程が報告され、2月23日からは調査休会に入ることが確認された。議会は市民に対して今後も透明性を保ち、信頼される行政運営に努める意義を再確認した。