令和3年6月21日に開催された和光市議会定例会では、市政が多岐にわたる課題を議論した。特に、投票率向上を図るための取り組みが注目され、選挙公報や投票のサポートについて市民が求める声を反映する必要性が再確認された。
また、障害者や高齢者など、配慮の必要な方々への支援体制が重要視された。選挙管理委員会は、聴覚障害者や視覚障害者に対する具体的な支援策を講じることを確認。コミュニケーションボードや筆談ボードの導入も提案された。
さらに、子育て支援に関しては、産後ドゥーラ制度の導入が期待され、妊産婦に対する支援が強調された。市長は「女性としての視点を生かし、しっかりした支援策を考えていく」と述べ、地域包括ケアシステムの強化も掲げた。
一方、外環上部丸山台地区の活用については、今後の方向性が議論され、地域活性化に向けた施策が必要であることが確認された。内閣府と連携し、民間の補助金を活用する計画も提示された。
最後に、新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況が報告され、接種に伴う課題や今後の方針についても話し合われた。市長は「市民の声を反映した接種体制を構築する」と述べ、市内の医療機関との連携を進める考えを示した。