令和3年3月18日に和光市議会が開催され、重要な議題が審議された。この会議では、新型コロナウイルス関連の予算や国民健康保険税の改正案などが可決された。また、選択的夫婦別姓制度に関する意見書案も議論された。
最初に、市長の松本武洋氏が補正予算を提案した。この補正予算には、新型コロナウイルスワクチン接種に関する費用が含まれ、対象には全市民が入っている。
議案第5号では、和光市国民健康保険税条例の一部改正が提案された。鳥飼雅司議員が反対討論を行い、改正によって税率が引き上げられることの影響を指摘した。特に、コロナ禍の影響で生活が厳しい中での負担増加に対して多くの市民から反対の声が寄せられていると言及し、改正には強い反対意見があると強調した。
加えて、議案第17号、令和3年度一般会計予算に関する討論も行われた。この予算には、282億2,700万円が盛り込まれており、前年度比で若干の増加が見込まれているものの、コロナウイルスの影響で税収が減少しており、特に法人税の減少が大きい状況である。全体として、市民生活を守る観点からも、より一層の財政支援が求められるとの意見が多かった。
加えて、選択的夫婦別姓制度に関する意見書案第1号が報告され、意見書案の提案者である待鳥美光議員がこの制度の議論を進める必要性を強調した。最新の世論調査でも、選択的夫婦別姓を望む声が多く、婚姻に伴う改姓がもたらす不利益に対する懸念が述べられた。この意見書案は原案通り可決された。
今回の会議では、和光市の未来を見据えた議論が展開され、市民の声を反映させるための努力が求められる結果となった。今後も市議会は市民の意見をしっかりと受け止め、より良い市政運営を目指していくことが期待される。