令和5年12月7日に開催された予算決算総務環境分科会では、重要な議案2件が審査されることとなった。
主な討議内容は、議案第90号の埼玉県和光市一般会計補正予算と議案第93号の駅北口土地区画整理事業特別会計補正予算です。
まず、議案第90号では、企画部長の大野久芳氏が歳入歳出予算の減額の理由を説明した。今回の補正案では、歳入歳出それぞれ7,793万4,000円が減額され、補正後の総額は345億9,255万6,000円となる見込みだ。この補正予算では、和光北インター東部地区の土地区画整理事業の進展を図るため、まちづくり整備事業補助金が計上されているという。
続く議案第93号では、都市整備部長の香取裕司氏が特別会計補正予算について説明した。歳入及び歳出の合計がそれぞれ10億3,765万7,000円となる見込みであり、これは委託料の増額分を含んでいる。質疑の中では、鳥飼雅司委員が補助金の交付率について疑問を呈し、国からの要望額に対して39%の交付決定がなされた背景についての説明を求めた。柳下駅北口まちづくり事務所長補佐は、国の予算情勢を踏まえた複雑な要因によるものであると説明した。
さらに、審議では、職員人件費や交通安全対策などについても質疑が行われた。特に職員の異動による人件費の変動に関し、櫻井職員課長は、10月の人事異動を受けた配置の見直しが影響していると述べた。また、和光北インター東部地区土地区画整理組合の活動支援についても説明があり、今後の工事スケジュールについても言及された。
最後に、寺の上地区の急傾斜地崩壊対策工事についても質疑が行われ、地域の危険度に対する対応を強化する必要性が確認された。審査は全て終了し、吉田武司会長は報告を分科会長に一任し、会議を閉会した。