令和5年12月21日に開催された和光市議会定例会では、重要な議案がいくつか議論された。
特に注目を集めたのが、損害賠償請求に関する議案第84号である。この議案では、元職員の犯罪行為に起因する損害賠償金として、市が4,870万円を支払う和解案が承認された。
支出される金額は市民の税金から賄われるため、議員からは大きな関心が寄せられた。採決の際には、賛成と反対の意見が飛び交ったが、最終的に議案は原案通り可決された。大島秀彦副市長に対する問責決議案も採決され、可決されたことで、彼の管理監督責任が改めて問われることになった。
議員たちは、副市長と前市長の責任について議論を重ねた。安保友博議員は、「副市長には管理責任がある」と強調し、松本前市長にも同様の責任があるとして、職員の犯罪が市業務に与えた影響についても言及した。
また、松本武洋前市長に対する非難決議も上程され、否決との報告に対し、議員は今後の根本的な問題解決を求める声を上げた。不祥事の真相究明と再発防止策が、議会で強く求められる結果となった。