令和4年6月21日、和光市議会において定例会が開催された。議題には市政に対する一般質問が重視され、特に「待鳥美光議員」が新型コロナウイルスの影響及び子育て支援に焦点を当てた詳細な質問を行った。
待鳥美光議員はまず、コロナ禍における市民生活の現状と特に出産や子育てに対する支援について解説した。厚生労働省の資料を引用し、出産届数が前年より減少していることに触れ、妊娠や出産に対する不安が高まっている現状を指摘した。彼女は「市はより手厚いサポートが必要だ」と強調した。
次に、児童虐待やDVの問題についても言及。警察庁の統計を元に、この問題がコロナ禍によって更に悪化していると述べ、「家庭へのきめ細やかな支援が求められる」と訴えた。さらに、「発見された際にはしっかりと対応するため、相談窓口の拡充が重要だ」と続けた。
また、一般質問では新型コロナウイルスの後遺症への取り組みも取り上げられた。待鳥美光議員は「後遺症による生活への影響は無視できない」と警鐘を鳴らし、市内の実態把握と支援の必要性を訴えた。市では現在、感染症から回復した患者へのフォローアップ体制を整えているという。
さらに、教育面においては、「石川教育長」に対し、部活動の地域移行とその支援を求める声があがった。待鳥議員は、教員の業務負担を軽減しつつ、生徒の多様な参加を促す必要性について言及し、地域との協力体制の重要性を強調した。また、ヤングケアラー支援への取り組みを強化することも議論された。これらは全体として、地域社会での理解が必要であり、共同体の連携が求められる事項であると認識されている。
議会関係者は、各議題について市民の意見を反映させる重要性を認識し、今後の取り組みへの真摯な姿勢を示した。特に、孤立化を防ぎ、地域全体で支え合う体制の構築を目指すことが重要だとされている。議会の次回は、令和4年6月22日とされており、市民に向けたさらなる情報提供の動きも求められるところである。